続きです。
パニック障害を発症した私は、仕事中は気が紛れるので、余計な事を考えずに済むのですが、仕事が終わり、1人になると死に対する恐怖心でいっぱいになりました。電車に乗るのも人混みも怖い、1人でいるのも怖い。心が落ち着ける場所がありませんでした。。。そんな状態が半年くらい続いた頃、当時、交際していた主人の勧めでジムに通い始めたことで、私の体調は改善していきました。この頃には、過食嘔吐や無理な食事制限をする事はありませんでしたが、食べる事への罪悪感は消えませんでした。そこで始まったのが、下剤乱用。。。でも、下剤乱用は仕事や通勤の事もあり、幸いなことに長くは続きませんでした。書き出してみると、本当に愚かで危険な事をしている。我ながら体重と食事に対する執着がすごいですね。。。恥ずかしながら、食事を楽しもうと思えたのは35歳を過ぎた辺りです。
痩せたいと思いながらも嫌な事があると食に逃げる習慣は抜けず、なぜ痩せたいのか、何のために体重を減らそうとしているのか、それとも痩せたいとすら思っていないのか、自分でも分からなくてなっていた時、小学生だった息子の「僕はママが太ってても痩せててもどっちでもいい。どっちも同じママだから」という言葉にハッとしました。食事を楽しもう、食べる事への罪悪感を捨てよう、食べ過ぎたら動けばいい、と心の底から思えた瞬間です。もはや趣味、ダイエットをしてる自分=頑張ってる自分が好きなのかと錯覚するほどに長期間繰り返したダイエットとリバウンド。。。痩せたら変われる、痩せたら自分を好きになれる。ずっとそう思ってきました。でも、息子の言葉通り、私は私なのです。体型が変わったとしても思考が変わらなければ、何も変わらない。数年かけてようやく、物事をポジティブに捉えられるようになってきたように思います。未だに過去のクセで、ネガティブに捉えたり、突然襲ってくる大きな不安に潰されそうになったりすることもありますが、一旦、その感情を受け入れる事で、そのままの負の感情につられることは減りました。
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