香港では、学校が休校になってから1ヶ月が過ぎました。今のところ休校も残りあと1ヶ月半。。。長期戦になりますね。。。
フリーランスの私は、毎年、日本の年度切り替えである3月、4月はのんびり過ごしているのですが、今年は新型肺炎の影響もあり、例年にも増してのんびりゆったりと過ごしています。ただ子供が常にいるので、一人で好き勝手にという事も出来ず、ストレスもたまります。。。
制限された状況だからこそ見えてくる事も多々あり、自分自身の本心に気付いてハッとすることも増えました。例えば私の場合、いつまでも学校の課題をせずに遊ぶ子供を見ているとイライラする。普段は気を付けていてもキツイ言葉で叱りつけてしまう(繊細で傷つきやすいので、普段は言葉を選んで話すように心がけています)。子供の言動にどうして、こんなにもイラつくのかと考えると、私自身がだらしない母親だと先生に思われたくないのだということにたどり着きました。それと同時に、私は子供の頃から「お姉ちゃんなんだから、ちゃんとしなさい」「一番上なんだから、しっかりしろ」と親から言われ続け、その過程で、しっかりしてない=ダメな人間という図式が自分の中で出来上がっていて、頑張っている自分しか認められなかった事。本来はダラダラと過ごす事も嫌いではないという事に気付きました。もしかしたら、もっと前から気付いていたのかも知れません。ただ認めたくなくて、気付かない振りをしていたのかも知れません。
感情だけでなく、スーパーに品物が揃って必要なものが買える有り難さ、何も気にせず好きな時に出掛けられる日常、健康で過ごせること。。。当たり前すぎて忘れがちな事が、どんなに幸せでありがたい事なのか痛感しています。
こんな時だからこそ、ずっと後回しにしてきた読書をしたり、家の中を整えたり、いつもより時間をかけて食事を作ってみたり、自分の心を満たす事も続けています。自分の機嫌は自分で取る。心の栄養も大事。今までは、おやつも子供が好きなものを作っていましたが、息子は休みの日におやつを食べないので、今は自分のためだけにおやつを作ったりしています。自分のためだけにというのは、母親失格という罪悪感が強く、私は今までできなかったのですが、敢えて自分を大切にする時間を作っています。この罪悪感も今までの経験から勝手に私が作り出した思い込みや制限なんですよね。。。数秘の講座では、自分を大切にとか、偉そうに言っていますが、それは私自身に言ってる言葉でもあり、ありのままの自分を受け入れるというのは意外と難しいです。特に私の様に、頑張っている自分しか認められなかった人は、休もうとしている自分は許せないし、諦めた時点で(それまでの過程を無視して)ダメな自分にガッカリするのです。私はここ10年間、自分自身と向き合ってきて、自分で作り出した思い込みや制限から解放され、だいぶ楽に生きられるようになったと感じています。アロマスクールに通っていた頃、先生に「自分が癒せてない人に、他人を癒やすことはできないのよ」と囁かれた事があります。今ならその意味がよく分かります。自分に優しくできない人は、本当の意味で他人に優しくはできない。そんな事に気付いた私の今の課題は自分自身を甘やかす事。もっと優しく、ダメなところも受け入れる。これができるようになった時、私の目に映る光景は、今よりもきっと美しく優しい光景であると思います。
まとまりがなくなってしまいましたが、こんな状況だからこそ、たくさんの情報に振り回されず、自分の心に寄り添って、穏やかに過ごしていきたいと思います。
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